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【自宅鯖】セルフホスティング可能なおすすめサービス5選【NAS】

2024年12月25日

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2024/12/29追記、同じネタの動画が録り終わりましたので、記事全体を加筆修正したものに差し替えました。

この記事ではNASや自作鯖でセルフホスティング可能なアプリ・サービスのおすすめを5つ紹介していくものになっています。

こんな経験皆さんにないでしょうか?
・セルフホスティングに興味があるがどんなアプリやサービスを入れたらいいかわからない
・自宅にサーバーがあったらかっこいいと思うが、結局用途が思い浮かばないのでサーバーの導入を尻込みしている
・折角自宅に強いNASがあるので、データの転送・保管・バックアップ以外にもいろいろ用途を作ってあげたい。

そのような方に僭越ながらこういうアプリやサービスがありますよー、という感じの動画になっています。

筆者自身ローカルにUbuntu鯖があり、自宅専用でアクセスするサーバーにいろいろなアプリをぶち込んでいます。

今回紹介する5つのアプリはDockerで導入可能なうえ、すべてがUbuntuなどのディストリビューションに導入可能なCasaOSのアプリストア(サードパーティー製のアプリストアも含む)に含まれていて、簡単に導入可能です。

また、TrueNASにも今回紹介するアプリ・サービス5つのうち4つがあります。

また、QNAPやSynologyなどのメーカーの市販のNASキットのような場合にもアプリが用意されている場合があります。もしなくてもDockerを使えば導入可能なはずです。多分。

どんなアプリが今回選定されたのか?気になる方もいらっしゃると思います。お楽しみに!などとふざけたことを書いていても仕方ないのでリストはこちら。

  1. セルフホストといったらこれ!おうちクラウドの代表的存在「Nextcloud」
  2. ピアツーピア同期の汎用性!同期アプリ「Syncthing」
  3. Googleフォトは自宅に立てる時代!?フォトストレージ「immich」など
  4. Notion代替たくさん。マークダウンエディタ「Siyuan」「Affine」や「Obsidian Selfhosted Livesync」など
  5. ローカル動作・遅延少なめ?マルチプラットフォーム・リモートデスクトップ「RustDesk」

なお、今回のアプリについてはすべてローカルからのアクセスが基本ですがVPNサービスなどを使うことで外部からのアクセスもできるものと思われます。

僕自身ほぼ自宅≒職場なのでさほど困りませんが、そうじゃない方は困るかもしれません。

1. セルフホストといったらこれ!おうちクラウドの代表的存在「Nextcloud」

もはや説明不要かもしれませんが、書いていくと、NextcloudはおうちにGoogleドライブやDropboxのようなクラウドを立てられるサービスです。

もちろん連携できるサービスや外部からのアクセスともなるとちょっとあれかもしれませんが、ローカルで動作して、自分の好きな容量を決められるなクラウドが欲しい人にはおすすめです。

また、WinやMacやUbuntuなどで使えるクライアントアプリもありますよ。

さらに、クラウドなのでブラウザ上からアプリを閲覧したりダウンロードしたり、削除できたりできるのもポイントです。
また、Nextcloud上にアプリや拡張機能のインストールもできるようですね。

2. ピアツーピア同期の汎用性!同期アプリ「Syncthing」

SyncthingはNASやサーバーがご自宅になくとも使っている方の多いサービスかもしれません。

2つのデバイス間(Win、Mac、Ubuntu、Androidなど)のフォルダをミラーリングできるサービスですが、NASやサーバーと組み合わせることもできます。

Androidスマホやタブレットなどと組み合わせることもできるので、PCやスマホのフォルダをNAS経由で同期させたい場合などにおすすめです。

例えば、複数のスマホやタブレットとNASとを同期させたり、PCとNASを同期させたりと色々できます。

ちなみに本来はインターネット上のリレーサーバーやディスカバリーサーバーを使って他のデバイス間の接続をするようです(同期のためのP2Pのデータ転送自体はローカルでも可能

ただし、そういったサーバーのセルフホスティングも可能です。筆者は七面倒なのでやっていませんが、興味がある方がいればおもしろいかもですね。

3. Googleフォト(的なもの)は自宅に立てる時代!?フォトストレージ「immich」など

Googleフォトなどもとても優れたサービスには違いないのですが、たとえばローカルに置いたデータを完全にローカルでだけGoogleフォトライクなサイトから確認したいという場合もあります。よね。

特にGoogleフォトだと、複数の画像、あるいは動画などをコピペするのがちょっとめんどくさかったりします。

そうした場合のソリューションの一つが、共有フォルダ上に写真や動画をバックアップして、フォトストレージアプリはそこを参照するということです。

そして複数枚の画像や動画を取るときはPCのファイラーから簡単に確認できます。

そのような場合におすすめしたいフォトストレージがimmichです。

モバイルアプリもあるimmichは、Googleフォトライクにいろいろな画像や動画を一覧で表示せせることができます。

さらに機械学習や重複排除などにも対応しています。

また、こんな感じでスマホアプリもありますよ。

4. Notion代替たくさん。マークダウンエディタ「Siyuan」「Affine」や「Obsidian Selfhosted Livesync」など

Notionはとても有能なアプリですが、ローカルでだけ使える同期可能なマークダウンエディタを探している方におすすめなのがブラウザやアプリからアクセスできるAffineやSiyuanのようなノートアプリです。

そうしたアプリはマークダウンに対応していて、ブラウザやアプリからいろいろ操作できるので便利です。

さらに同期もできることが多いので、完全ローカルなナレッジベースを作れます。

また、マークダウンエディタアプリとして知られるObsidianですが、そのObsidianの同期用のアプリにObsidian Selfhosted Livesyncがあり、これもCasaOSから導入が可能になっているようです。

Selfhosted LivesyncはNextcloudやRemotorySaveを使うよりも快適に動作できる印象なので、もし興味があれば。

5. ローカル動作・遅延少なめ?マルチプラットフォーム・リモートデスクトップ「RustDesk」

今回の記事で一番紹介したいアプリがRustDeskです。

リモートデスクトップって意外といい方法がないんですよね。
例えばWindows純正のRDPアプリは(クライアントではなく)ホストがHome版Windowsだと使えないようです。
Chromeリモートデスクトップはとても汎用性が高いのですが弊環境の場合は遅延が結構あります。

そこでいいアプリはないのかと調べたところ、RustDeskにたどり着きました。

RustDeskはサーバーが必要なマルチプラットフォーム(すくなくともWin、Mac、Ubuntu、iPad、Androidにアプリがあるのを確認。)に対応したRDPアプリです。

そしてRustDeskのサーバーは自分で立てられます。

実際に使ってみると、多少のラグはあるものの、Windowsはなめらかに動いてくれる印象です。
Ubuntuだとけっこうカクつきますね。Waylandだからでしょうか。

余談 商用利用について

間違っている可能性もあり断言はできませんが、筆者が判断する限りはおそらく1人のフリーランスが、自分でサーバーを立てて自分で商用利用する分には問題ないのではと解釈しました。(間違っていたらすみません。)

あとがき

参考になれば幸いです

ご覧頂きありがとうございました!

 

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