この記事は同じネタの動画台本をブログ用に簡単に修正したものです。
また、MS-01はいぜんブログでのPR用にMinisforum様から提供を受けたものです。
たぶん現状最強クラスのおうちサーバー向けミニPCの1つ?
このコンテンツではMS-01にUbuntuを突っ込んである程度の期間ファイル鯖運用してわかった、MS-01の長短や感想を語っていきます。
筆者自身ガジェットYoutuberやガジェットブロガーとしてファイル鯖やセルフホストやホームラボなどに興味がありまして、Minisforum様に2024年1月ごろにレビューさせてもらえませんかと(初めて)連絡したところ、提供をいただくことができました。
それ以来ほぼずっとファイル鯖、アプリ鯖として使用しています。
そのMS-01を2024年末にあらためてレビューしていく動画です。
結論から言って、10GやNVME SSDやPCIEが搭載可能な安価な自宅サーバーを作りたい人におすすめかと思いました。もちろん人にもよりますが。
動画の注意点
- MS-01は以前PR用に提供をいただいたものなので、念の為有料プロモーションをつけていますが、今回の動画自体は自発的なものとなっております。
- また、あくまでも個人の主観がかなり入っています。
それでは動画の流れです
- 外観やスペックを紹介していきます。
- 筆者がMS-01をどのように使っているかを語ります。
- ファイル鯖として使った感想をしゃべり倒すします。
- アプリ鯖として使った感想をのべつ幕なしに語らいます。
- 最後にセールスポイントや懸念点などをちゃっちゃと纏め上げます。
簡易スペックと特徴
外観解説
ミニPC名 | MS-01(ベアボーン版) |
メーカー名 | Minisforum |
CPU | i9-13900H(12900Hや12600Hのモデルあり) |
DGPU | なし |
メモリ | なし(DDR5 SODDIM×2空きスロット) |
ストレージ | なし |
特記事項 | |
WIFI | Wifi6 |
2.5GBE | 搭載 |
USB4 | 搭載 |
その他の特徴はこちら。 |
- PCIE拡張カード用スロットあり
- 10GBE SFP+×2
- NVME SSDスロット×3
、Core I9を搭載しており、PassmarkでN100の6倍ともいえます。
筆者の使用環境
ざっくりと
Ubuntuや6TBSSD入れて20Gbps接続可能なファイル鯖・アプリ鯖・TM鯖など汎用のオールフラッシュ鯖
ハード周り
- DDR5 4800 16GB×2と大手メーカーのNVME 2TB SSD×3搭載
- 基本SFP+×2を八丁スイッチのSFP+×2とをLACPで接続
それでは、ここからカンペパートに入っていきます。
ソフトウェア周り
- OSはUbuntu Desktop 22.04から24.04に移行していてGUIでもCUIでも操作が可能
- 主としてSMBを使ったNASとして使用、またNetatalkなしにSMBでMacのTimemachine鯖としている
- RDPアプリRustdeskや管理ツールCockpitから外部からの操作も可能
- casaosを用いてNextcloudやRustdesk ServerなどのDocker Composeを管理
- その他にSyncthingやimmich、Runtipiなども導入しています。
ファイル鯖としての使用感レビュー
Crystaldiskmarkの速度はこちら。早い。
それでは論より証拠ということで、ファイル鯖の速度はこちら。(若干構成を変えていますが説明は省きます。)
10Gbpsでかなり早くなっていると思います。
クライアントが10GBEで接続した場合が1枚目、5GBEで接続した場合が2枚目です。
MS-01はPCIE SSDスロット×3で大容量の高速な保存用ストレージが組める
- 3つもM2 NVMEスロットがあるので、2TB×3なら6TB、4TB×3なら12TBの高速なストレージを組むことができてしまいます。
SFP+2つでLAGが組めるので、帯域幅を2倍にでき、マルチアクセス時の速度を出しやすい
SFP+が2つあり、2つの10GNICを組むことで20Gbpsの帯域幅を確保できます。複数のマシンを接続する際にも速度が落ちにくくなります。
具体的には、PCαから10Gで接続してフルに帯域幅を使っている場合にも、別のPCβからも10Gで接続することができるわけですね。
ただ、若干安定感がおちることもありますが、それでもスピードを出せます。
また、USB4やPCIE拡張スロットを使うことで、将来的により高速あるいはより冗長な構成にすることもできます。
また、Core I9を搭載しており、PassmarkでN100の6倍ともいえる潤沢すぎる処理性能もあり、そこがボトルネックになりません。
アプリ鯖としての性能
ファイル鯖としての速度や性能がとても高い
- 先述の通り高い処理性能があり、メモリも32GB以上積めるため、とても高速です。。
余談 Ubuntuなら色々なアプリを入れやすいかも?
さらにUbuntuも搭載可能ですから、色々なアプリを入れられます。
また、少なくともライトな使用では潤沢すぎる処理性能があるために、Ubuntu ServerではなくDesktopを使ってもあまり重くならないと思います。
余談 AV1エンコードに対応していない
13900Hは内蔵GPUがベンチマーク的にそこそこ強力ですが、AV1ハードウェアエンコードに対応しておらず、そこがネックになるかもしれません。
Minisforum MS-01に欠点はあるか
- まず、一般的に10GやNVME SSDやUSB4やPCIE拡張カードやそこそこ強力なCPUを積んだサーバーが欲しい人にとっては良い選択肢になり得るでしょう。
- 素人考えですが、処理性能だけで考えるならば、ラズパイやN100などよりかは高い性能がほしいけれども、業務向けの機器はちょっとなあ、というかたにいい選択肢になるのではないかという素人考えです。素人料簡ですが。
- ただ、3.5インチHDDを複数積みたい、SSDを10枚ぐらい積みたい、USB4ではなくThunderboltがほしい、RTX3060を積みたい、などなど用途によっては合わない可能性があります。
- また、かなり小型なために排熱がきになるというかたもいるかも。
- 最小構成機種は10GBE SFP+やPassmark22000超えの12600Hを積んだものですが、7万円からと高価なので、もっとマシンパワーが少なくてもいいかも知れない。Passmark10000から15000程度ぐらいでもいいかも?
- また、発売から1年程度が経とうとしているので、今後よりコストあるいはパフォーマンスあるいはその両方に優れた新機種が出るかもしれない。
- また、Core Ultraとか積んだMS-01後継機がでてきたらどうする
- その他に一部の評判では電源がつかなくなったという情報もあるので、必ずしもおすすめしづらいか(筆者は問題なかったですが。)
あとがき
参考になれば幸いです。