Xikestorさんが10GBEポートとM.2 SSDをそれぞれ4つ、12450HをCPUに搭載した10万円程度の超ド級のNAS「FS5104DH」をジンドンで発売開始されているようなので、案件でなしに自発的に紹介していきます。
Xikestorといえば格安でスイッチングハブなどを発売しているメーカーの1つですよね。筆者も愛用しています。
そのようなXikestorさんが新型NASを発売されるとのことなので、自発的に記事を書いてみました。
記事の注意点について
- 筆者はXikestorさんと何度もやり取りしたことがありますし、過去にはスイッチングハブをレビュー用に割引をいただいて購入したこともあります。しかし今回の記事は自発的に書いたものです。
- Xikestorは中国の企業ですので、気にされる方もいらっしゃるかもしれません。
- また、発売されてから日が浅く、ほとんど情報源が中国語のため、間違っている部分などもあるかもしれません。また?となっている部分は不明な部分です。
スペックや特徴
スペック(一部抜粋)
NAS名 | FS5104DH |
メーカー | Xikestor |
処理性能 | |
CPU | i5-12450H |
コアスレッド | 8C12T |
Passmark | 17000程度 |
メモリ | DDR5 16G |
最大メモリ | 32GB×2 |
ストレージ類 | |
3.5インチベイ | なし |
2.5インチベイ | なし |
M.2 SSD | PCIE3.0×2 |
PCIE4.0×2 | |
U.2 SSD | なし |
ネットワーク | |
Wifi | なし? |
有線LAN | 10G RJ45×2 |
SFP+×2 | |
※LACPへの対応 | ◯ |
特殊機能 | |
PCIE拡張カード | 非対応? |
USB4やTB | 非搭載 |
その他 | |
OS | Xike SSS? |
USB | Type-A 3.2Gen2 |
Type-C 3.2Gen2 | |
Type-A 2.0×4 | |
映像出力 | HDMI、MiniーDP |
電源 | 19V6.32A120W |
一部のスペックはこんな感じです。 |
特徴① オールフラッシュ10GNAS
FS5104DHはNASの中でも3.5インチベイを搭載せず、M.2 NVME SSDをストレージとするNASとなっています。
M.2 SSDスロットは4つです。
また、上位機種のFS510402DHはさらにU.2 SSDが2つ搭載できるようです。
SSDのみをストレージとすることで、高価ではあるものの、高速かつ省電力かつコンパクトなNASに仕上がっています。
また、詳細は後述しますが、10GBEを搭載しており、理論値では最大1250MB/sのデータ転送が可能になっています。1つだけ使うのならば。
ちなみに似たような製品ですとTerramasterのF8 SSDシリーズや、ASUSTORのFlashstor Gen2シリーズ、UGREENのDXP480Tなどがあります。
特徴② PCIE拡張スロットやUSB4は非搭載
NICやストレージを拡張できるPCIE拡張スロットや、NICやストレージの拡張やPCとNASを直結してP2Pでデータの転送ができる機能がある場合があるUSB4やThunderbolt端子は非搭載です。
特徴③ 10GbEを4つも搭載し、LACPにも対応、えぐい。
しかし、FS5104DHの驚きの特徴として、10GBEをSFP+とRJ45で各2つずつ、合計4つも搭載されている点が挙げられます。
複数の10Gポートを使ってリンクアグリゲーションでの負荷分散や冗長化を行うことができるはずです。(詳細は不明ですが、LACPへは対応しているとのことです。)
特徴④ Passmark17000程度の12450Hで処理性能は十分か?また、Dockerには非対応らしい?
どのような処理をNASにさせるかによっても必要なCPU性能は変わってきますが、10Gを捌き切るには十分な可能性があります。
また、ジンドンの商品ページにはDockerに対応していないという記載がありましたが、実際のところは不明です。
入手方法(現時点で入手は難しそう)
2025/01/20時点では、アリエクや日本アマゾンには商品ページはなさそうです。
また、現在ジンドンでの購入が可能そうですが、ストアでクレジットカードが使えなさそうなので、購入難易度は高そうです。
あとがき
参考になれば幸いです。
もし日本で発売してくれたらさらにNAS市場が盛り上がりそうですね。